日本人の食事摂取基準とは
日本人の食事摂取基準は、以下の事に配慮されたデータである。
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日本人の食事摂取基準は、健康な個人または集団を対象として、国民の健康の維持・増進、生活習慣病の予防を目的とし、エネルギー及び各栄養素の摂取量の基準値を示すものです。 |
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② |
保健所、保健センター、民間健康増進施設等において、生活習慣病予防のために実施される栄養指導、学校や事業所等の給食管理にあたって、最も基礎となる科学的データである。 |
2010年度版食事摂取基準のポイント
2005年度版の策定までに用いられた論文や最新の国内外の学術論文ならびに入手可能な学術資料を最大限活用し、理論や策定値の見直しを行った。今回の2010年度版の日本人の食事摂取基準値での主な変更点は、以下の通り。
① |
エネルギー:ライフステージごとに推定エネルギー必要量が変更
※小児および若年女性では減少、高齢者では増加 |
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② |
ナトリウム:現在の日本人の食塩摂取状況をふまえて「目標量」が変更
※男性:10g未満→9g未満 女性:8g未満→7.5g未満 |
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③ |
カルシウム:「目安量」「目標量」から「推奨量」を目指す事に変更 |
各種栄養関連業務に活用する事をねらいとし、活用の基礎理論を整理し『食事改善』と『給食管理』を目的とした食事摂取基準の基本理念と活用の留意点を示した。「乳児・小児」、「妊婦・授乳婦」、「高齢者」について、特別の配慮が必要な事項について整理を行った。 |
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