ごはん中心の献立のメリット
日本人の平均寿命は、世界トップクラスです。その理由には、日本型の健康食が大きく貢献していると考えられています。海外でも日本食は、『健康食』として、海外でも評価されブームになっております。和食はお米のごはんの「主食」と、汁物・煮物・焼物などの「副食」との組み合わせが基本です。ごはん食のメリットについて解説したいと思います。
ごはん中心の献立は食材との組み合わせが自由
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栄養学的にお米は他の穀物と比べても、飛び抜けて栄養的に優れているというわけではありません。玄米や胚芽米などに体にいい成分が多少含まれているものの、大部分は炭水化物からできているという点では、他の穀物と変わりません。しかし、他の食材との相性という点において、お米のごはんはどの穀物をも凌ぐ柔軟性を誇ります。ごはん食は組み合わせが自由で、色々な料理にあうという事です。それだけ、ごはんは素朴な食品であり、他の料理に柔軟に調和できるという事かもしれません。パンやパスタの場合は、おかずが油っぽいものになりやすい傾向があり、全体的にエネルギーや脂質が高めになる傾向があります。その点、ごはん食は、油っぽい料理も質素な料理にも合わせる事ができカロリーや脂質をコントロールしやすい特徴があります。 |
ごはん中心の献立でダイエットに効果的
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お米は、炭水化物で太るというイメージが強いかもしれませんが、そんな事はありません。問題なのは、食べる量とおかずの内容だと思います。ごはんはパンやめん類と比べると腹持ちがいいと感じると思います。これは、実際にごはんは、蕎麦粉・小麦粉食に比べると消化に時間がかかるので、胃の中での滞留時間が長く、満腹感が持続します。また、ごはんは粒食なので、必然的に粉食(パンや麺類など)よりもしっかり噛むことになります。噛むことのメリットは脳の満腹中枢が刺激されること。これによって食べすぎを防ぐことができます(噛むことは、ほかにも脳の活性化や全身の新陳代謝の促進という点でも役立ちます)。 |
ごはん中心の食事で食料自給率をアップ
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いま厚生労働省と農林水産省が『食事バランスガイド』という、肥満防止のための食事ガイドラインを出しております。厚生労働省としては、肥満により生活習慣病が増大する事による医療費が増大する事を懸念し、農水省では国内自給率を高めるという狙いがあります。どちらにしても、日本人ならばお米を主食とする事にメリットがあります。 |
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